ジャック・マイヨール
1927年4月1日、中国の上海(当時はフランス領)租界に生まれる。
1976年にスキンダイビング(No-limits Variable Weight)の種目で、世界で初めて水深−100mを越える記録を達成(生涯記録は1983年にうち立てた−105m)。
ライバルだったエンゾ・マイオルカ氏との記録へのチャレンジ劇は1988年、映画「グラン・ブルー(リュック・ベッソン監督作品)」のモデルになり、映画は世界的な大ヒットに。ジャック・マイヨール氏を一躍世の人に押し上げた。
ジャック・マイヨール氏と日本との関わりは意外に古く、ジャック氏が10歳の時に、佐賀県の唐津の海に潜ったことに始まる(すでにその時には10m以上は潜れたという)。
そこで、ジャック氏はイルカと出会い、その後独自の潜水哲学「ホモ・デルフィナス(イルカ人間/海の賢者)」を提唱。
1970年には静岡県の伊豆半島沖で−76m(当時)を記録。その後、1995年頃からたびたび沖縄(与那国、慶良間)、館山、唐津、小笠原を中心に日本に訪れるようになる。
2001年12月23日、イタリア領エルバ島カローネの自宅にて、自らの命を絶つ。原因は未だに不明。享年74歳。 |